従業員のワクチン接種を促進

※21年6月アップデート
ライフコーポレーションは、従業員が新型コロナウイルスワクチンを接種しやすい環境を整えるため、約 5 万人の全従業員を対象に最大 2 日間の特別有給休暇を付与することを発表しました。ワクチン接種を希望する従業員が接種しやすい環境を整えることで、安心して働ける職場環境や、安心して買い物できる環境づくりにつなげる考えです。
このほかコストコホールセールジャパンも、職域接種を通じて希望者が就業時間内にワクチンの接種を受けることを可能とし、その時間については就業扱いとすることを発表しました。さらに、接種当日や翌日副反応による体調不良や痛みが生じた場合には、すでに全従業員に付与している有給の疾病休暇に加えて、ワクチン休暇として特別有給休暇を最大2日間付与します。
このほか小売各社で、従業員のワクチン接種をサポートし、安心して店舗で買い物したり、働ける環境を整えようとする動きが広がっています。

※ライフコーポレーション 2021年5月20日付プレスリリース
「新型コロナウイルスワクチンを接種しやすい環境を整えるため全従業員に特別有給休暇を付与」
※コストコホールセールジャパン 2021年6月3日付プレスリリース
「従業員を対象とした職域接種、ワクチン休暇の付与ならびに地域の皆様へのワクチン接種会場提供について」
※カインズ 2021年6月7日付プレスリリース
新型コロナワクチン接種時の特別有給休暇制度を導入
※ビックカメラ 2021年6月7日付プレスリリース
新型コロナウイルスワクチンの職域接種実施について

セルフ会計の新しいサービス

感染への警戒意識から、「他者との接触を避けたい」というお客様は少なくありません。とくに会計時はレジ待ち客や従業員との距離が近づくため、各社間で対策に力が注がれています。
 こうした中、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)は、購入する商品を専用アプリで読み取り、レジに並ばずに決済できる「Scan&Go」サービスを、今夏から本格展開しています(傘下のカスミ26店舗で展開中 ※7月時点)。

利用の流れは――
①購入商品のバーコードを専用アプリでスキャンし、買い物カゴに入れる。
※1 野菜など、バーコードがない商品は、棚にあるバーコードをスキャン。
※2 購入を取りやめる商品は、アプリ上で購入取り消しの操作をし、商品を棚に戻す。

② 買い物を終えたら(各商品をスキャン済み)、専用レーンに移動。

③ 買い物終了時にアプリ上に表示されるQRコードを、読み取り機にかざすと、決済が終了。
※ 商品の購入個数に間違いがないか、従業員が最後に目視チェックします

―― と簡単に済みます。
本格展開にあたり、一定期間、店内従業員に「Scan&Go」を試行的に利用をしてもらい、操作性や機能の改善に努めてきました。
 今回取材・撮影したカスミ オリナス錦糸町では、6月前半から導入がスタートしました。約1か月が経過した時点で、買い物客の約1%が「Scan&Go」を利用するなど一定の支持を得ており、今後の広がりが予想されます。
 当店は商業施設内で営業していることから、USMHでは混雑する昼食の時間帯などでの、 「Scan&Go」の利用増に期待を寄せています。

アプリの活用

外出自粛要請が続く中、自宅でも利用できるアプリを使った情報提供やサービスを行う動きが広まっています。

  • コメリのアプリでは、商品の位置情報や、在庫数、混雑時間帯を確認できます。
  • 三越伊勢丹は、デジタル施策への注力を通じ、顧客とのコミュニケーション強化を図ることを表明しました。自宅からも、スマートフォンからチャットを利用することで、プロや馴染みのスタイリストへの相談や、靴の3D計測サービス、事前来店予約サービスなどが利用できるようになります。
  • ヤオコーや東急ストアなどアプリ限定でチラシ配信を再開する動きが見られます。

【補足1】Webサイトを活用した混雑状況の確認
・光洋は、各店のリアルタイムでの混雑状況をWebサイト上で提供し、混雑緩和のためにピークタイムを避けた買い物をよびかけています。

マルエツや東武ストアは、Tポイントデータと連携して、各店舗の時間帯別混雑状況を提供する取組を進めています。混雑度は前週同曜日のTカードデータを元に分析をしており、各社のアプリ、ホームページから確認できます。(6月上旬より開始)

・オーケーやサミットなどのスーパーでは、ホームページの各店舗ページに、Google マップの店舗情報へのリンクボタンを設け、現在の混雑状況を確認できるようにしています。

【補足2】SNSを活用したオフピークタイムでの買い物を呼びかけ
・西友やフレスタ(広島)などのスーパーでは、店内が混雑することを避けるためSNSを利用して、オフピークタイムでの買い物を呼びかけています。

ネット注文の活用

外出自粛要請が長引く中で、食品や日用品等を販売する店内では混雑が発生しやすく、インターネット上で商品が購入されるケースが増えています。(商品受取場所は、店舗/ロッカー/自宅配送 など)

  • バローは、ネット上で注文した商品をドライブスルーで受け取れるサービス「ainomaピックアップ」をバロー広見店(岐阜県)で開始しました。バローのネットスーパー「ainoma」にて10時までに商品を注文し、受取先として「広見店」を選ぶ仕組みです。
  • イオンは、ネット上で注文した商品を店舗の駐車場で受け取れるサービスを、イオン羽生店(埼玉県)や小山店(栃木県)、熱田店(愛知県)で5月1日に開始しました。イオンのネットスーパーの買い物画面から商品を注文し、受取先として「店舗」を選ぶ仕組みです。現在対象店舗を拡大中で、5月18日時点では、東北を除く本州のイオン14店が対象となっています。
  • ニトリは、お客様と従業員の接触を減らす観点から、ニトリ公式通販サイト「ニトリネット」の利用を推奨しています。
  • 宅配ニーズの高まりでネットスーパーの営業範囲を広げる動きもあり、ライフとアマゾンの提携によるアマゾンプライム会員向け生鮮食品配達サービス「Prime Now(プライムナウ)」の配送エリアを5月下旬より東京20区に拡大しています。(4月、5月で13区追加)

AI検温ソリューションの活用

店内での感染を防ぐために、入店前にお客様の検温を行う動きが広がっています。

  • イオンモールでは、施設内で新たに、AI検温ソリューションを導入しました(顔認識技術と赤外線カメラにより、従業員や来店者の入店時に、体温を瞬時に測定するものです)。(5月28日より開始)